生命保険各社に割安な保険料の新商品を投入する動きが出始めた。第一生命保険は、18日から介護年金保険の解約返戻金をなくすことで保険料を半減。住友生命保険は、25日に発売する個人年金保険の保険料を4%値下げする。
契約者に約束する運用利回り(予定利率)の目安が4月に下げられ、大半の生保は年金保険など貯蓄性商品の保険料値上げを余儀なくされたため生保43社合算の4~9月期の保険料等収入は7%減少した。加入しやすい保険に商品設計を見直し、巻き返しを図る。
住友生命は、平準払い個人年金保険を20年ぶりに全面改定して保険料の値下げに踏み切る。新商品「たのしみワンダフル」は従来商品より予定利率を高く設定。さらに保険料払い込み期間中の死亡給付金を振り込み保険料相当額に抑え、多くの年金を受け取れる仕組みも取り入れた。
同社は4月に個人年金などを値上げする一方、保障性商品につける特約の保険料を値下げし攻めに出た。ただ4~9月期は「貯蓄性が大きく減った」(古河久人常務執行役員)ため、新規契約高が8%減少。値下げ商品を貯蓄性にも広げ、年金保険の新規契約数を従来比5割増の年間15万件に増やす。