20日の東京株式市場で任天堂の株価が午前中に一時18%を超える大幅下落となったが、午後になって下げ幅を縮小。終値では6.1%安まで回復した。
先週17日に発表した今3月期決算の赤字転落予想が嫌気され、投げ売り状態で取引が始まったが、最大手ゲーム会社という潜在力が評価されて、早期に買い戻しがかかった。
任天堂の前週末17日の終値は1万4645円だった。この日は寄り付きが前週末比2700円安の1万1945円。さらに10円下げて2710円安の1万1935円まで下げた。下落率は18.5%で、昨年11月8日以来、2カ月半ぶりの1万2000円割れとなった。
この日の値幅制限は3000円で、ストップ安近くまで下げたが、ここから巻き返して午前中に10%ほど安い1万3000円付近まで回復。さらに午後には一段戻し、終値は900円安の1万3745円と、6.1%の下落にとどめた。
任天堂は17日午後に今3月期決算予想を大幅下方修正した。家庭用据え置き型ゲーム機「Wii U(ウィー・ユー)」の今期販売台数が目標の3割にとどまるなど営業不振となっており、売上高は予想より36%少ない5900億円の見通し。最終損益は従来予想より800億円減り、550億円の黒字予想から、250億円の赤字転落予想へと修正した。