「ものづくりで世界を変える!」とリバネスのコンテストに参加したベンチャー起業家予備群の面々=東京都港区のJT本社【拡大】
大企業中心の日本のビジネス風土にいかに「起業文化」を吹き込むか…。バブル崩壊後、さんざん唱えられながらもなかなか答えがみえないテーマだ。そんななか、研究プラットホームベンチャーのリバネス(丸幸弘代表取締役CEO)が打ち出した一手は、「ものづくりベンチャー」だ。ベンチャーといえばとかくIT、ウェブ系に目が行きがちだが、日本の底力はものづくりにこそあるはず。そこに起業文化を吹き込むことができれば、日本がもう一度世界を席巻する日も夢ではない…。そんな意気込みで26日に、東京都内で開かれた「ものづくりベンチャー・ビジネスコンテスト」の現場を取材した。
「『こんなおもしろいものができます』というプレゼンはいりません。できたもので、どう世界を変えていくか、それをプレゼンしてください!」
26日夕。リバネスが主催する「第1回テックプラングランプリ」キックオフイベントの会場として提供された港区の日本たばこ産業(JT)本社内会議室で、リバネス丸CEOの檄が飛んだ。
会議室内に集まったのは、10代から50代までのベンチャー経営者、および予備軍22組。3月のゴールをめざして、これからビジネスプランを競い合う。