携帯電話大手3社が7日発表した2月の携帯電話契約数によると、新規契約から解約を引いた純増数は、NTTドコモが26万7900件となり、2カ月ぶりに首位の座を奪い返した。米アップルのスマートフォン(高機能携帯電話)「iPhone(アイフォーン)」販売に力を入れ、他社からの転入者向けに行うキャッシュバックを強化したことなどが功を奏した。
1月首位だったソフトバンクモバイルは26万6000件とドコモにわずかに及ばず2位となった。KDDI(au)は22万500件で3位と前月の2位から後退した。
番号持ち運び制度(MNP)利用者の転入状況はKDDIが4万1600件、ソフトバンクが9000件の転入超過だったのに対し、ドコモは4万8100件の転出超過。ただ、ドコモの転出超過は前月より約3万3000件改善した。