石油化学工業協会は28日、公募していた「石油化学」に代わる新しいネーミングが、「循環炭素化学」に決定したと発表した。
応募総数5575件の中から、同協会の小林善光会長など9人で作る審査委員会が審査し、最優秀賞として選んだ。このほか入賞作品に、「カラフルケミストリー」、「くらし化学」、「生活創造ケミストリー」、「つながる化学」、「みらい資源化学」の5点が選ばれた。4月17日に東京都千代田区の如水会館で授賞式を行う。
採用されたネーミングの具体的な活用方法は今後検討するが、同協会ではホームページ(HP)などで積極的にPRし、石油化学業界の認知度アップを図っていく。ただ同協会の名前については継続する。
同業界では石油以外にもシェールガスやバイオマスなどを原料として活用していることから、石油化学に代わる「新しい化学」にふさわしい呼称が必要と判断。昨年12月~今年2月末の期間で公募していた。