一方、低迷が続いたUSJは17~18年に筆頭株主になった米投資会社ゴールドマン・サックス系ファンドのもとで再建に乗り出した。そんな中、USJで7月15日に人気映画「ハリー・ポッター」をテーマにした新エリアが開業する。ハリー・ポッターは世界的な人気を誇り、10年間はアジアの他地域での開業を認めない契約だけに、「(新エリアで)年間200万人来場者が増える」と、ユー・エス・ジェイのグレン・ガンペル社長は胸を張る。とはいえ、USJがディズニーとの2強時代を築くには、大阪市などの地元と協力し、集客力を高める努力が欠かせない。