若者が集まる東京・渋谷に29日開店する「楽天カフェ」=27日、報道陣向け内覧会【拡大】
楽天は27日、ネット通販の商店街「楽天市場」で人気のドリンクやスイーツなどを販売するリアル体験型施設「楽天カフェ」を29日に東京・渋谷にオープンすると発表した。同社の電子書籍端末「kobo」も各席に設置する。若者が多くトレンド発信地である渋谷に店舗を構え、楽天ブランドの浸透を図る。
楽天カフェで飲食できるのは、楽天市場の人気店舗との協力によるコーヒー、スイーツ、地ビール、軽食など。支払いは楽天エディや楽天スマートペイなど同社の各種サービスが利用可能。コーヒーや紅茶は楽天カードで支払う場合、半額になる。
店内には毎秒最大1ギガビットの高速無線LAN「Wi-Fi」を設置。全席にコンセントを完備し、1階全席と2階カウンター席に「kobo」の最新モデルを配置し各種雑誌を自由に閲覧できる。
中島謙一郎常務執行役員は同日、「楽天が提供している価値を体験できる発信基地になってほしいが、単独で黒字化を目指す」と述べた。引き続き店舗を増やし収益を重視する姿勢を示した。