福祉車両の販売台数【拡大】
高齢者や車いすの人が乗り降りしやすいように改良した「福祉車両」の売れ行きが伸びている。
2013年度の国内販売は前年度比2.5%増の4万4189台と3年連続で過去最高を更新。中でも軽自動車は2桁増で、福祉車両の分野でも維持費の安い軽シフトが進んでいる。メーカーも高齢化による市場拡大を見込み新型モデルを投入、価格や使い勝手の良さを競っている。
車いすでも広い室内
「小さい車だけど車内は広くて、車いすでも苦しくない」。ダイハツ工業の軽自動車「タント」ベースの車いす移動車に乗り込んだ男性は、驚きの声を上げた。
名古屋市で25日までの3日間開かれた「国際福祉健康産業展~ウェルフェア2014」。ダイハツのブースは、車いす移動車や昇降シート車の乗り心地を確かめようと前年比15%増の約5400人の来場者でにぎわった。