KDDIは29日、ブラジルで高速データ通信サービス「LTE」が利用できるようにする国際ローミングサービスを30日から始めると発表した。日本の通信事業者としては初めて。来月開幕するサッカー・ワールドカップ(W杯)のブラジル大会を機に、日本からの旅行者らに提供する。
利用できる端末は、米アップル社製のタブレット端末「iPad Air」と「iPadミニ レティーナ」の2機種に限る。
現地の通信事業者クラーロとヴィーヴォのネットワークを通して、ブラジルでも動画の閲覧や高画質な写真の送受信を快適に楽しめるようにする。KDDIによるLTEの国際ローミングサービスの提供地域は米国、フランス、スペイン、韓国、香港など約10カ国・地域に広がった。