日航とＮＴＴ東が訪日外国人客向けＷｉ－Ｆｉで協力　無料ＩＤなど来日前に提供

　日本航空とＮＴＴ東日本は１６日、訪日外国人観光客向けの公衆無線ＬＡＮ「Ｗｉ－Ｆｉ（ワイファイ）」の提供で協力すると発表した。まず日航の海外２６地域（１１言語）で公開するホームページで、ＮＴＴ東日本地域のワイファイスポット「光ステーション」を利用するための説明やＩＤ・パスワードを６月下旬から提供する。

　海外から日本向けの日航の航空券を購入した乗客らに向け、ホームページでＮＴＴ東日本エリアの光ステーション（５月末で４万６千カ所）に１４日間無料で接続できるＩＤとパスワードを提供する。

　ＮＴＴ西日本も検討しており、実現すれば西日本エリアの約２万９千カ所のワイファイスポット用も提供される見通し。

　現状では、訪日外国人観光客は日本到着後に観光案内所などに出向いて、ＩＤ・パスワードの配付を受けるなどの手続きが必要となっているが、今回の両社の協力により出発前にネットで取得でき、来日してすぐにワイファイが利用可能になる。