煤塵10分の1に…中国で総合排煙処理システム 三菱日立パワーシステムズ (1/4ページ)

2014.7.21 07:32

排煙処理システムの流れ

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 微小粒子状物質「PM2.5」による大気汚染が深刻化する中国で、三菱重工業グループの三菱日立パワーシステムズが総合排煙処理システムの本格展開に乗り出す。

 公害の反省から日本は厳しい環境規制に対応した高性能装置の開発が進んでおり、三菱日立パワーは石炭火力発電所向けシステムで国内シェア9割を誇る。中国では、現地企業と合弁で環境装置専業の新会社を設立、石炭火力発電所から排出されるPM2.5などの煤塵(ばいじん)除去に取り組む計画だ。

 全機器をワンストップ供給

 三菱日立パワーは火力発電設備に加えて、総合排煙処理システムのすべての機器をワンストップで供給できる世界でも数少ないメーカーだ。これまで三菱重工が力を入れてきたが、2月に日立製作所と火力発電事業を統合して設立した三菱日立パワーが引き継いだ。

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