日立製作所は30日、バルト3カ国のリトアニア、ラトビア、エストニアの各共和国が参画し、リトアニアに建設予定の原発建設プロジェクトの推進を目的とした事業会社の設立に向け、協議を開始することでリトアニア政府と合意したと発表した。
今年9月末までに事業会社の設立計画をまとめ、バルト3カ国のエネルギー公社に提示し、合意を得た上でプロジェクトを推進する運びだ。
リトアニアは、北東部のビザキナスで新たな原子力発電所の建設を計画しており、2020年代の運転開始を目指している。今回、建設プロジェクトの推進を加速するため、事業会社を設立することにした。
日立は、今回のプロジェクト向けに、稼働実績を持つ最新商業炉である改良型沸騰水型軽水炉(ABWR)を提案する。