“脱ビジネス”ホテル各社がブランド改革 モデル転換で差別化推進 (1/4ページ)

2014.8.30 07:05

9月30日に開業する「ロイヤルパークホテルザ羽田」(イメージ、東京国際空港ターミナル提供)

9月30日に開業する「ロイヤルパークホテルザ羽田」(イメージ、東京国際空港ターミナル提供)【拡大】

  • 広島ワシントンホテルに設けられた「ひろしまルーム」。広島県らしさを感じてもらうことが目的だ

 全国でチェーン展開しているビジネスホテルが、ブランド改革に取り組んでいる。景気回復や2020年東京五輪開催などを背景とした宿泊客の増加を商機と捉え、主要顧客を従来の国内の出張族からレジャー客や女性、訪日外国人旅行客まで広げようと懸命だ。都心のシティーホテルのような宴会場や高級飲食店を持たないビジネスホテルは、“脱ビジネス”をキーワードに内装や食事を充実させている。

 ギャラリーを常設

 「海外の方にもブランドを知ってもらうことへの期待は大きい」

 羽田空港国際線旅客ターミナル内に9月30日開業する「ロイヤルパークホテル ザ 羽田」(東京都大田区)。運営するロイヤルパークホテルズアンドリゾーツの朝倉博行常務取締役は、同社が11年7月から展開する新機軸ブランド「THEシリーズ」の5番目となる「ザ 羽田」について、手応えを感じている。

 THEシリーズでは、「従来のビジネスホテルとは一線を画し、洗練されたホテル」(朝倉常務)をコンセプトにアートを積極的に取り入れた。「ザ 羽田」では、313の全客室を飾る作品を公募し、ホテル内にギャラリーを常設するなど、若手芸術家を支援する。

訪日客へのブランド浸透は稼働率や宿泊単価の底上げにつながる

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