日立もソニーも…見限られる「CEATEC」「モーターショー」の惨状、日本の産業プレゼン求心力の“深刻” (2/4ページ)

2014.11.3 08:00

出展社数が過去最低になった今年のシーテック=7日、千葉市美浜区の幕張メッセ(三尾郁恵撮影)

出展社数が過去最低になった今年のシーテック=7日、千葉市美浜区の幕張メッセ(三尾郁恵撮影)【拡大】

 シーテックは、電子機器などを対象にしたエレショーと、コンピューティングを対象にしたCOMジャパンが統合し、12年に発足した。19年をピークに規模が年々縮小。今年は会場のブースの間隔にも余裕がみられ、かつてのエレショー時代やシーテックの全盛期を知る業界関係者は「寂しさを禁じ得ない」とつぶやく。

 エレショー時代、出展社数は平成3年のピーク時に2575社を数えたが、今年のシーテックは、約5分の1の547社にとどまり、シーテック発足以降では過去最低となった。

 「ソニーさんまで出展しないのは、さすがに寂しいね」

 毎年シーテックに出展しているという電機メーカーのエンジニアは、こう感想を漏らす。

 ソニーの出展取りやめは、今期に2300億円の最終赤字を見込むなど業績悪化が大きく影響しているが、かつてオーディオや映像の最新技術をシーテックで発表してきた“黒物家電の雄”ソニーの出展不参加は展示会関係者を大きく落胆させた。

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