東京・丸の内の東京商工会議所ビルや東京会館ビルなどの建て替えに伴う再開発事業で、三菱地所は27日、計画概要を明らかにした。跡地に高さ150メートルの超高層ビルを建設し、災害時に周辺のビルに電力や水を融通するシステムや、大規模な国際会議の受け入れ機能も持たせる。丸の内の防災、エネルギー、国際交流の中核拠点とする計画で、完成は2018年の予定だ。
三菱地所は丸の内3丁目の皇居寄りの街区(9900平方メートル)で、いずれも完成から50年前後が経過している東商ビル、東京会館ビル、富士ビルの3棟を解体し、跡地に超高層ビルを建設する計画を進めてきた。
地上29階、地下4階建てで、延べ床面積は17万2000平方メートル。7階までの低層階に東商や東京会館などが入り、8階以上の高層階は貸しオフィスとなる。