CDよりも高音質な音源「ハイレゾ」関連の商品が市場に本格投入されてから約1年がたち、実質的に初めての年末商戦を迎えた。再生機やヘッドホンは低価格化が進み、対応した楽曲ソフトも一部の愛好家向けのクラシックやジャズからアニメソング、演歌にも広がるなど一般的な消費者に浸透しつつあり、家電量販店の売り場をにぎわしている。(織田淳嗣、写真も)
原音により近く
ハイレゾとはハイレゾリューション(高解像度)の略。ソニーによると、ある曲を収録するとき、CDでは1秒あたりの音を4万4100個に刻んだものをつなぎあわせ、音の強弱を2の16乗(6万5536=16ビット)のレベルでつけている。デジタル化にはこうした「刻む」処理が必要で、原音に比べてCDの音は粗くなるという。
これに対しハイレゾはさらに細かく、1秒あたりの音を19万2千個に刻んでつなげ、音の強弱は2の24乗(1677万7216=24ビット)のレベルでつけている。データの量はCDの約6・5倍で、原音により近い音を再生できる。