コスモ石油と東燃ゼネラル石油は19日、千葉県市原市の主力製油所の共同事業について、製油所を運営する事業会社の社名を「京葉精製共同事業」とすると発表した。東京都港区のコスモ本社内に来年1月7日に設立し、同社供給部の山田茂担当部長が社長に就任する。
石油産業の国際競争力強化のため、経済産業省が石油元売り各社に求めている原油処理設備の合理化に向けた動きを加速する。
従業員は両社から3人ずつの計6人で、資本金は折半出資で800万円。
共同運営の対象になるのはコスモの千葉製油所と、東燃ゼネラル子会社の千葉製油所で、合計の原油処理能力は日量約40万バレル。両製油所をパイプラインで結び、精製設備を一元化して製油所の統合を目指すとともに、設備の廃棄で余剰の原油処理能力を減らすことなども検討する。