イオンは27日、ベトナムで食品スーパーを展開する現地企業2社と、資本・業務提携することで合意したと発表した。イオンがそれぞれに出資し、この2社を通じて食品スーパー事業を展開しベトナムでの事業拡大を図る。
イオンの岡田元也社長はこの日、東京都内のホテルで会見し「ベトナムはASEAN(東南アジア諸国連合)の次の最重要市場。イオンのASEAN事業はマレーシアだけの一本足打法といわれるが、ベトナムをマレーシアに次ぐ規模に育てる」と強調した。
提携したのは、ハノイで約20のスーパーを展開する「FIVIMART」と、ホーチミン市を中心に27店舗を展開する「CITIMART」の2社。スーパーチェーンが未発達のベトナムで両社ともトップクラスだ。