大塚家具は28日、昨年7月に社長から解任した大塚久美子取締役(46)を同日付で社長に復帰させたと発表した。創業者の大塚勝久会長兼社長(71)は社長の兼務を解いた。
久美子氏は勝久氏の長女で、平成21年3月から昨年7月まで社長を務めていた。解任からわずか半年での社長復帰は、さまざまな憶測を呼びそうだ。
昨年の久美子氏の解任について、同社は当時、消費税増税などによる経済環境の変化に対応し、機動的な経営判断をするためと説明していた。ただ、一部では勝久氏や、勝久氏の長男ら親族を含む現経営陣と久美子氏の経営方針をめぐる対立が背景にあったとの見方も浮上。3月に開催予定の同社の株主総会で、株主である久美子氏が、経営陣の退陣を要求するとの観測も出ていた。
今回の久美子氏の社長復帰について、同社は、「家具業界がこれから繁忙期になることや、3月に株主総会が開かれることなどを踏まえ、経営管理体制を強化するための人事」と説明している。
おおつか・くみこ 一橋大卒。平成6年大塚家具。社長を経て26年7月から取締役。埼玉県出身。