「軽」高級化、輸入車と競い合う時代に 比較検討するユーザー増加 (1/5ページ)

2015.2.18 06:40

 「庶民の車」として親しまれてきた軽自動車が、高級品の代名詞である輸入車と競い合う時代を迎えている。乗り心地や走行性能が格段に進化した軽は、スポーツカータイプが人気になるなど高級化が進む。一方、輸入車は、日本国内で顧客の裾野を広げようとコスト競争力がある小型車の導入を加速。価格帯が一部で重なったことで比較検討するユーザーが増えており、互いのライバル意識も徐々に高まってきている。ただ軽の高級化は、税制優遇など軽の最大のウリである維持費の安さを損ないかねない。

 激化する顧客争奪戦

 「最近は軽自動車も高額なモデルが増え、うちの車と比較する人もいる。軽のシェアがどこまでいくかが、輸入車が今後もシェアを伸ばせるかどうかに影響を与える」

 2014年の輸入車販売で15年連続の首位を獲得したフォルクスワーゲン(VW)グループジャパンの庄司茂社長は1月の記者会見で、今後も日本国内で輸入車がシェアを広げるには軽との顧客争奪戦が避けられないとの考えを示唆した。

輸入車は普及価格帯の小型車を積極的に投入

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