■来月にも納期5日に短縮
NECレノボ・ジャパングループは、ノートPC「ThinkPad」の一部をNECパーソナルコンピュータ米沢事業場で2月から生産開始した。3月中旬時点では、2機種を月3000台のペースで製造している。NECレノボでは、すでにThinkPadの国内生産に手応えを感じており、今後ラインの拡大や海外への出荷ももくろむ。米沢事業場の生産現場を取材した。
自動化は未整備
米沢事業場は「LaVie」シリーズに代表されるNECパーソナルコンピュータの製造拠点。独自に培ったノウハウを生かし、生産効率を常日頃改善しており、2万種にもわたるというBTO(オーダーメード)仕様の製品を月30万台製造している。製造ラインは60あり、その内40がノートPC、20がデスクトップを担当。ここに現在、ThinkPad専用の製造ラインが2本設けられている。
現在ここで製造されているのは「ThinkPad X1 Carbon」「ThinkPad X250」シリーズという日本のユーザー層に好評なモバイル向けの2製品。またここで生産された製品には「Assembled in Japan」が刻印されたステッカーが貼られ、外箱にも「米沢生産」のロゴが貼られる。