「技術の日立」過信捨て顧客目線 “他社製品でも使う”発想の転換 (1/4ページ)

2015.3.26 07:30

日立の営業手法の変化

日立の営業手法の変化【拡大】

【革新 日立の“復活”】(中)

 家電製品を求める外国人旅行者でにぎわう平日の東京・秋葉原。ここに拠点を置く日立製作所エネルギーソリューション事業統括本部に、電力ビジネスに悩む大手企業が訪れる。同本部には電力事業やインフラ事業の最前線で活躍する約200人の精鋭エンジニアが集う。日立社長の東原敏昭が営業のキーワードとして掲げた「マーケット・イン」を具現化するため、直轄組織として昨年10月に設立した部署だ。

 成長へ発想の転換

 「発電した電気を自社の商業施設などで使うにはどうするのが最善か」。ある鉄道事業者からこんな相談が持ち込まれた。

 これに対し同本部は、これまでに培ったノウハウを生かし、大型蓄電池で余剰電力を有効活用するシステムや、鉄道と商業施設の需給に応じて効率的に電力を制御する仕組みなどを提案したもようだ。

顧客と一緒になって課題に向き合い、システム構築や…

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