日本総研の齊木大シニアマネージャーは「本来の介護保険の理念に基づいた見直しが広がることを期待したい」と話す。
サービス競争が火蓋
17年4月までの実施に向け、大手を中心としたサービス競争の火蓋は切られている。
中堅介護事業者のワタミの介護は、横浜市と介護予防事業に関する連携協定を締結。新たな地域支援事業として、今年5月から地域の高齢者に介護予防知識を伝える栄養セミナーなどの開催を検討する。
他にも介護事業者大手を中心に、サービス付き高齢者向け住宅への投資も広がっており、自立支援からみとりまで自社で完結し、全体で利益を出す仕組みづくりを目指す。