【遊技産業の視点 Weekly View】崩壊し始めたビジネスモデル (1/2ページ)

2015.5.2 05:00

 □アマノコーポレーション副社長・天野竜児

 本体価格約40万円。なんの金額かピンとくるだろうか。これはパチンコやパチスロの新台価格である。新台2台は安い軽自動車1台分といったところか。今年に入り、老舗のパチンコメーカー2社の経営が立ち行かなくなった。単価の高いパチンコ機を販売しているメーカーがどうしてこのような状況に陥るのか。それは、パチンコのビジネスモデルが少しずつ崩壊し始めているからである。

 40万円の新台をどんどん購入するパチンコホールは近年では珍しい。繁盛店を除いて、最近の店舗は経費節約のために中古台も購入している。購入するのが全て中古台という中小店舗も珍しくない。しかし過当競争の中、そういった資金力のないパチンコホールは次々と潰れていっている。

 ところが、そのことが冒頭に挙げた老舗パチンコメーカーの経営不振と結びついているのである。さて、主に中古台しか購入しない中小ホールが姿を消すことで、どうしてメーカーの経営が圧迫されるのか。

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