ギガクラスの映像データを高速で安定的に転送するサービスを、ビデオ編集や映像配信などを手がける日本ブイ・テイ・アール(日本VTR、東京都中央区)が始めた。
大容量データを安心してインターネットで送信することができず、バイク便などを使っていた顧客に乗り換えを促す。売り上げは当初、年間1000万円を見込む。
この「高速ファイル転送サービス」の提供に必要な送信サーバーやネット接続などのシステムインフラは、ネットワーク関連サービスのインターナップ・ジャパン(同千代田区)が開発した。インフラ利用料として日本VTRは月22万円を支払い、同社は1日3万円で同サービスを提供する。
映像業界向け
日本VTRは、テレビ番組のロケ現場で収録した映像データを急いで編集したり、海外とやり取りしたりするときの利用を想定しており、映像業界を中心に今月から顧客開拓に乗り出した。受信サーバーへの接続スピードは1秒間に最大100メガビット、使用可能な通信容量は500ギガバイト。