--創業以来、「三惚(ほ)れ主義」を受け継いでいる
「『1つ、土地に惚れること。2つ、商売に惚れること。3つ、家内に惚れること』という創業者の教えを守っている。土地に惚れるとは、私たちがこの浜松の地に育てられ、商売をさせていただいていることを忘れないということだ。だからこそ浜松の土地を愛し、まずはこの地域の皆さんに感謝し、恩返しをするつもりで商売をしなければならないと考えている」
「商売に惚れ、商いを『飽きず』に一生懸命やるのは当たり前。先代は『会社と家庭はつながっていて、家庭で不和があると仕事にも影響が出る。家庭と仕事のバランスを取るためにも、奥さんとは仲良くしなければならない』と言っていた」
◇
【プロフィル】山崎泰弘
やまざき・やすひろ 1947年、春華堂の創業家2代目の山崎幸一氏の長男として生まれる。法政大社会卒。70年同社取締役として入社し、86年から現職。68歳。浜松市出身。