同社大阪支店は、そうした実情も踏まえつつ、地域を巻き込んだ新たな取り組みも計画している。
例えば、淡路島。特産品のタマネギのほか、国内ではほとんどないデュラム小麦の栽培が進められており、そうした環境をイタリアに見立て「淡路島をイタリアに」などとする企画を地元関係者と話し合う。子供らを対象にした食育イベントを開催、トマトの収穫を体験してもらうなどしている。
地域の実情に目を向けた戦略は国内にとどまらず、トマトの消費量が極めて低いものの、消費者の健康志向が高いタイでは、トマトに含まれ、血糖値を下げたり、美白効果があるとされる「リコピン」を前面に出した商品を売り出すなどしているという。