ホンダとヤマハ発動機、独BMWの3社は7日、道路や車を通信で結び事故防止を目指す高度道路交通システム(ITS)の2輪車用車載器の共同開発を検討すると発表した。来年3月末をめどに規格の標準化を進める団体を欧州で立ち上げ、2020年に市販車への搭載を目指す。
ITSの搭載車は、交通インフラから直近の渋滞情報を得てナビのルート変更が可能になるほか、車線変更の際に後方車両と通信して警告を出すなど事故回避への活用が期待できる。自動車では搭載が始まっているが、車体が小さな2輪車は車載器の搭載が難しく市販が実現していない。
そのため3社は小型で振動や雨、ほこりにも強い通信機器の開発などに取り組む見込み。従来のITS関連団体は自動車メーカーが主導してきたが、新団体では2輪車に対象を絞って規格づくりを進め、ほかの2輪車や部品のメーカーにも参加を呼びかける考えだ。
ホンダの鈴木哲夫執行役員は、「2輪車に特化した安全機能の開発を加速するため協力し、実用化を目指す」とコメントした。