造船重機の9月中間決算、全5社とも増収 川崎重工が最高益 (1/3ページ)

2015.11.5 06:14

 造船重機大手5社の2015年4~9月期連結決算が4日、出そろった。5社とも増収だったが、最終損益では明暗が分かれた。追加費用の発生などに伴う採算悪化でIHIと三井造船が最終赤字に転落した一方で、航空機部品の受注が好調だった川崎重工業は最終利益が上期ベースで過去最高を更新した。16年3月期連結予想は5社とも増収、最終増益を維持した。

 4日発表したIHIの15年4~9月期の連結決算は39億円の赤字だった。中間期の最終赤字は07年度以来。洋上液化天然ガス(LNG)プラントや海洋構造物事業で、工事の追加費用が発生したのに加え、原油安や中国経済の低迷などもあり、他の事業の減収も響いた。

 三井造船も海洋支援船の建造が遅れ、追加費用が発生し、10億円の最終赤字となった。住友重機械工業も、油圧ショベルを手掛ける建設機械部門が中国市場の減速で受注が伸び悩み、減益となった。

「(4~9月期に)リスクを相当織り込んだ」(IHIの望月常務執行役員)

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