4月4日にスタートするNHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」の新たな出演者の発表会見が15日、東京・渋谷のNHK放送センターで開かれた。物語の後半、ヒロインの小橋常子(高畑充希さん)が手掛ける雑誌の名物編集長を唐沢寿明さんが演じる。このほか、新キャストとして及川光博、山口智充、伊藤淳史の3人が決定。語りは檀ふみさんが務める。
唐沢さんが演じるのは、常子が社長を務めることになる雑誌「あなたの暮し」の編集長、花山伊佐次。天才的な編集センスと才能に恵まれており、時には社長の常子と対立しつつ、「あなたの暮し」が出版界で躍進する原動力となる。
花山のモデルは、実在の人物で雑誌「暮しの手帖」の編集長を務めた花森安治氏。おかっぱとスカート姿という、独自のスタイルを貫いた人物として知られる。唐沢さんは「ご本人をそのまま演じるわけではないと聞いていますが、でも、衣装は変です。ドラマとして、きっちり感動してもらうとこは感動してもらいたいけれど、衣装は本当に変わっているよ」と笑いながら語った。