サイバーセキュリティーで共同研究を始める日立製作所の小島啓二執行役常務最高技術責任者(CTO、右)と慶大の村井純環境情報学部長=29日、東京都港区【拡大】
日立製作所と慶大は29日、企業や官公庁などの情報インフラを狙ったサイバー攻撃に対応するセキュリティーの共同研究を開始すると発表した。2020年の東京五輪・パラリンピックを一つのターゲットとし、5~6年かけて、世界最高水準のセキュリティー技術の実用化を目指す。同時に現場で運用するためのセキュリティー教育や必要な制度整備への提言にも注力する。
日立と慶大は計20人の専任スタッフを集め、セキュリティー技術の共同研究を実施する。第1弾として、サイバー攻撃を監視するために慶大に設置するセキュリティー・オペレーション・センター(SOC)の連携技術の共同研究からスタートさせる。
年内に慶大の2つのキャンパスにSOCを立ち上げ、サイバー攻撃の対応強化に取り組む予定。成果を日立の社会インフラやモノづくりの現場で活用し、体系化する。さらにSOCの連携技術の規格化も目指す。