コンサルティング会社の高速バスマーケティング研究所(横浜市港北区)は5日、多言語予約サイトの運営や電話通訳など高速バス会社向けの新サービスを始めると発表した。
添乗員同行の団体ツアーと異なり、現場できめ細かい外国語対応が必要な個人旅行(FIT)のニーズ獲得をサポートする。高速バス事業者は約300社あるが、訪日客の取り込みは遅れており、支援する。
新サービスは、予約サイトの多言語化▽多言語での運行情報配信▽運転手などの英会話研修▽予約センター向け通訳▽窓口向け通訳▽16言語対応の車内ガイドシステム-の6種類で専門企業と提携。このうち運行情報配信(初期費用100万円、月6000円~)は、バスが遅延した際にスマートフォンなどの簡単操作で停留所のデジタル表示板などに多言語で情報配信する。