大手電力10社は27日、6月の電気料金を5月比で値下げすると発表した。大手都市ガス4社も料金を引き下げる。原燃料費の変動に応じて毎月の料金を見直す制度によるもので、原油や液化天然ガス(LNG)の調達価格の下落を反映する。大手電力と大手都市ガス全社の値下げは2カ月ぶり。電気料金を標準的な家庭でみると、引き下げ幅が最も大きいのは関西電力の156円で、月額料金は7602円。中部電力の下げ幅は150円、東京電力が132円、沖縄電力が129円となる。東北電力は110円、北海道電力が104円、九州電力が102円、中国電力が92円、四国電力が81円、北陸電力が51円をそれぞれ引き下げる。