今回は「日本でいちばん大切にしたい会社大賞」の実行委員会特別賞を受賞した、巣鴨信用金庫の取り組みを紹介したい。
同大賞は“企業が本当に大切にすべき5人”((1)従業員とその家族(2)外注先・仕入れ先(3)現在顧客・未来顧客(4)地域住民・地域社会(5)株主・関係機関)の人たちに対する使命と責任を果たし、人を大切にする経営に取り組んでいる企業や団体の中から特に優良な事例を表彰し、他の模範とすることを目的としている。2011年に創設され、今年6回目を迎えた。
毎回新たな賞が創設されるのも、この表彰制度の大きな特徴の一つ。これまでの経済産業大臣賞、厚生労働大臣賞、中小企業庁長官賞、実行委員長賞、審査委員会特別賞に、今回から実行委員会特別賞が加わった。
同特別賞は、一般企業とは異なる評価基準の学校法人や信用金庫などの団体・機関が優れた活動を実践し、人を幸せにすることに大きく尽力したケースを表彰している。
今回は57件の応募から14の企業・団体が表彰された。このうち実行委員会特別賞を受賞したのが巣鴨信金をはじめ、瀬戸内海巡回診療船済生丸事業、学校法人池谷学園冨士見幼稚園、一般社団法人モリスの4団体だった。