【鈴木修会長がCEO返上】本当にスズキは集団指導体制に移行? 鈴木親子のトップは不変 (2/2ページ)

2016.6.8 22:19

スズキ株式会社が排ガス・燃費不正の問題で国土交通省へ報告を終え、会見に臨む鈴木修会長=8日午後、東京都千代田区の国土交通省(撮影・春名中)

スズキ株式会社が排ガス・燃費不正の問題で国土交通省へ報告を終え、会見に臨む鈴木修会長=8日午後、東京都千代田区の国土交通省(撮影・春名中)【拡大】

 スズキはこれまで、鈴木会長の強いリーダーシップで成長を続けてきた。ただ、企業規模が拡大するにつれ、会長一人で会社のすべての業務に目を配ることが難しくなってきた。鈴木会長も「結果的に燃費不正問題が出たのもその表れだ」と非を認めた。

 鈴木会長は今後の経営判断について「次のCEOの決定に従う」とした。また「合議制のチームでやる」とも述べ、集団指導体制に移行する考えを示した。

 それでも、昭和53年からトップに君臨し続けたカリスマ会長の影響力は、容易に抜けきれるものではない。経営刷新に向け“脱・修”が大きなテーマになるのは間違いない。

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