パナソニックは10日、ホール、劇場、スポーツ施設などに使われるプロ用の設備音響機器「RAMSA(ラムサ)」の新製品「オーディトリアムシリーズ」を9月に発売すると発表した。企業の会議からコンサートまで幅広いイベントに対応できるよう音を忠実に再現するとともに機能や操作性を高めた。デジタルミキサー、デジタルアンプ、スピーカー計12機種を自治体や企業向けに売り込む。
ミキサーは、ホール内の演奏などの音源を楽屋やモニターなど複数の場所に送る機能などを充実させた。スピーカーは樹脂製の筐体を採用、音質の劣化を防ぎ設置しやすくするため円形と台形を融合したフォルムにした。価格はスピーカーが7万8千~27万円(税別、木製含む)。
この日は、フュージョンバンド「カシオペア・サード」が新製品を使って都内でライブを開催し、力強く爽快な演奏を披露した。