【遊技産業の視点 Weekly View】国策として射幸産業を育成する試み (1/2ページ)

2016.6.11 05:00

 □シークエンス取締役 インテリジェンスフェロー・木村和史

 韓国には、NGCC(射幸産業統合監督委員会=The National Gambling Control Commission)という組織がある。韓国の射幸産業を統合的、包括的に監督することができる政府機関で、国務総理傘下であり、総理大臣直下にある。射幸産業を自国民に対して健全なレジャー産業として育成することを目的としており、対象となる賭博のうち、カジノは韓国人が入場できる江原ランドカジノの1施設に限られる。

 韓国では、2000年頃から違法なゲーム機賭博が登場するなか、01年には江原ランドカジノがオープン。さらに02年末に解禁された宝くじでは賞金が数十億円レベルの過激なものも出回った。同じ頃、メダルチギと呼ばれる韓国版パチンコの普及は、“パダ・イヤギ(海・物語)事態”と称され、これについては法整備もままならないレベルで主要都市に拡散した。

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。