医療機器メーカーのテルモは14日、脳動脈瘤治療の機器を開発した米シークエント・メディカルを買収すると発表した。買収額は最大で3億8千万ドル(約400億円)となる見込みだ。
シークエントは開頭せずに脳動脈瘤への血液の流入を抑える機器を手掛けている。くも膜下出血を防ぐ治療に使い、患者の負担を抑えられると期待される。テルモは事業の成長が見込めるとして買収を決めた。7、8月をめどに株式取得の手続きを完了する。
シークエントが開発した機器は微細で、形状記憶合金が編み込まれており、脚の動脈からカテーテルで脳動脈瘤に送る。