□アタックスグループ主席コンサルタント・丸山弘昭
SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)で顧客企業のマーケティング活動を支援する、アライドアーキテクツの中村壮秀社長と対談形式のセミナーを開いた。
中村社長は住友商事を経て、ゴルフダイジェスト・オンラインの創業メンバーとなるが、2005年に退職し、東京・恵比寿のマンションの一室でアライドアーキテクツを創業した。ホームページで「いつか個人の発信が情報流通の中心になるのではないか。今、企業のマーケティングは劇的な構造変化の時代を迎えている。21世紀は生活者が中心の時代となる」と当時の思いを述べている。創業8年目の13年に東証マザーズに上場、SNSマーケティング事業のリーディングカンパニーとなった。ミッションは「ソーシャルテクノロジーで世界中の人と企業をつなぐ」。この概念を、05年の創業時に着想した中村社長の先見力に脱帽した。しかし上場後、経営環境変化によって、事業は大苦戦に陥った。冷静に分析して反転ロジックを考え、現在は新たな方針・戦略でV字回復中だという。
同社は「モニプラ」というSNS利用者とのコミュニケーションに活用できるシステムを提供。顧客企業は同システムを使ってさまざまなマーケティング活動を行い、製品の開発や販売に役立てる。対談では大手食品メーカーのSNSマーケティング事例が紹介された。その会社では看板商品のブランド力低下という課題があった。理由は商品のターゲット層である若者たちが、生まれる前から販売されている看板商品に「自分たちのための商品ではない」という認識を持ったからだ。そこでSNSを使った広告で若者層を引き込み、成功を収めた。