ゲーム観戦の楽しさ体験して　スクエニが池袋に新型ダイニングを開店

　スクウェア・エニックスは４日、食事とゲーム観戦が楽しめるスポーツバー風の店舗「シアターカフェ＆ダイニングＳＴＯＲＩＡ（ストーリア）」の開店記念イベントを開催した。複数の人がオンラインゲームで競う「ｅスポーツ」やその観戦がゲーム愛好家に浸透してきているが、同社は、より多くの人に気軽にゲーム観戦を楽しんでもらって裾野を広げるため、飲食店形式にした。

　松田洋祐社長は「昔からゲームはワイワイガヤガヤ楽しむものだった。こういう場からゲームを見たり楽しんだりするのが広まれば」と話した。

　ストーリアはＪＲ池袋駅西口のゲームセンター「タイトーステーション」の６階に５日オープンする。店内では、格闘ゲーム「ストリートファイター５」などの対戦型ゲームのほか、ロールプレイングゲーム「ドラゴンクエストモンスターズ　スーパーライト」などプレイヤー同士が直接、戦わないゲームも含めて、さまざまなジャンルのゲームをピザなどを食べながら、観戦したり遊んだりできる。また、店舗の外壁に大型モニターを設置し、店の外を通りかかった人にも観戦の楽しさを伝える。

　４日のイベントには、ドラゴンクエスト１０の斉藤陽介さんやストリートファイター５の杉山晃一さんら、各社のゲームプロデューサーが参加し、ゲーム観戦の楽しさをアピールした。斉藤さんは「ネットで観戦する機会が増えているが、その場の喜びや悔しさまでは伝わらないので、空気感も楽しめる場は素晴らしい」と強調した。