【福島発 輝く】ワンダーファーム 地域潤す農業活性化 (3/4ページ)

2016.12.1 05:00

ワンダーファームのレストラン「森のキッチン」。地元農家の野菜も使うなど、地域とのつながりを大切にしている=福島県いわき市
ワンダーファームのレストラン「森のキッチン」。地元農家の野菜も使うなど、地域とのつながりを大切にしている=福島県いわき市【拡大】

  • 元木寛社長
  • 「森のキッチン」のランチ

【会社概要】ワンダーファーム

 ▽本社=福島県いわき市四倉町中島広町1

 ▽設立=2013年4月

 ▽資本金=2億4050万円

 ▽従業員=50人(パート含む)

 ▽事業内容=トマト、パプリカなどの栽培、ジュースなど加工品製造・販売、ビュッフェレストランの運営

                 ■ □ ■

 □元木寛社長

 ■風評に負けず「世界一安全」をPR

 --農業に関わるきっかけは

 「実家は農家ではないし、私も前職はJR東日本の技術職で、農業の経験は皆無だった。妻の実家を継いだことが、農業との関わったきっかけ。2003年のことだ。義父に農業技術を教わりながら、得意分野のシステム面も手掛けてきた」

 --WFのコンセプトは

 「農業には、文字通りものづくりのほか、いろいろな側面がある。地域の昔ながらの伝統や暮らしを教えてくれたり、景観や自然を楽しませてくれる面もある。農業や食を通して、農業の魅力やおいしさを体感してもらいたいというのが、基本姿勢だ」

 --若い社員が多いと聞いたが

 「若い人を積極的に採用するよう心掛けている。高齢者の離農に歯止めが掛からない。一方で担い手不足は解消されていない。一時は就農ブームがあったが、定着しなかった。若い人が『農業をしたい』『農業関連の仕事がしたい』と思えるよう、環境を整えたいと思っていた。特に、いわき市は若者の流出が多い。次代を担う人たちを定着させたい、という思いも、この会社を立ち上げた理由の一つだ」

 --トマトや加工品の売り込みに力を入れるには、人材確保も必要になるが

 「確かに、営業力強化は喫緊の課題だ。しかし、人数を増やせばいいというものではない。スキルの高い人材なら十分戦力になる。少数でも工夫次第でやり方はいくらでもあると思っている」

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