外食事業者の出退店支援で業界活性化 G-FACTORY・片平雅之社長 (1/2ページ)

G-FACTORY片平雅之社長
G-FACTORY片平雅之社長【拡大】

 2020年に向け訪日客を現状の約2倍に当たる4000万人に増やす政府目標もあり、外食産業の市場規模はここ数年拡大傾向にある。一方で飲食店の開業、廃業が活発になっている。外食事業者の出退店支援サービスを手掛けるG-FACTORYの片平雅之社長は「店舗展開をサポートし、業界を活性化させる」と外食産業を後押しする構えだ。

 --もともと飲食店チェーンを運営するために会社を立ち上げた

 「うなぎ専門ファストフード店『名代 宇奈とと』の経営権を買い取るために起業した。多店舗展開をしようとしたが、小規模の事業であったため信用されず物件探しに苦労した。それでも根気強く出店を続けてノウハウを確立し、07年に飲食店の出退店支援事業を始めた。今では営業利益の8割を稼ぎ出す事業の柱となっている」

 --出退店支援事業は、具体的に何を行うのか

 「店舗物件を借り受けて、事業者と転貸契約を結ぶ。内装設備もリースする。顧客の中心は10店舗前後を運営し、経営が軌道に乗りつつある中規模チェーンだ。出店は多くの労力や費用が発生するため負担が大きい。当社のサービスを活用することで、負担が軽減され事業に集中できる。物件オーナーにとっては回収リスクやトラブルが回避できるため、当社との契約ニーズが高まっている」

 --飲食事業の現状は

 「『名代 宇奈とと』は東京で10店、大阪で4店がそれぞれ出店し、500円でうな丼を提供している。ファストフードとしては平均客単価が高く、営業利益率は広告宣伝費をかけないことによって高水準を維持できている。出退店支援に注力しているため新規出店は控えている。一方、繁忙期のズレを利用して、同店舗の外国人アルバイトを顧客店舗に派遣し、人手不足を解消する新規事業を計画している」