昨年の新車販売、「プリウス」が4年ぶり首位 2位「N-BOX」に大差

新型プリウスを紹介するトヨタ自動車の加藤光久副社長(右)と豊島浩二チーフエンジニア(会田聡撮影)
新型プリウスを紹介するトヨタ自動車の加藤光久副社長(右)と豊島浩二チーフエンジニア(会田聡撮影)【拡大】

 2016年の車名別国内新車販売台数は、トヨタ自動車のハイブリッド車(HV)「プリウス」が前年比94・9%増の24万8258台となり、4年ぶりに首位を奪還した。15年12月に全面改良して発売した新型モデルが好調だった。

 日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会が11日、発表した。上位10車種には燃費が良いHVや軽自動車が目立った。

 2位はホンダの軽自動車「N-BOX」で、0・8%増の18万6367台だった。15年に首位だったトヨタのHV「アクア」は3位に順位を落とし、22・0%減の16万8208台だった。4位はダイハツ工業の軽「タント」だった。

 5位はトヨタのミニバン「シエンタ」で96・9%増。三菱自動車の燃費不正問題で販売を一時停止した日産自動車の軽「デイズ」は6位で、HVが主力のホンダの小型車「フィット」が7位に続いた。