中古本販売大手のブックオフコーポレーションは10日、松下展千社長(48)が代表権のない取締役に退き、堀内康隆取締役執行役員(40)が同日付で社長に昇格したと発表した。経営体制の変更により、「業績の早期回復および企業価値の向上を図る」としている。
同社は主力の書籍やソフトの販売が不振で、業績が低迷。1月27日に2017年3月期連結業績予想の下方修正を発表し、最終損益を従来予想の3・5億円の黒字から13億円の赤字に引き下げた。
堀内氏はコンサルティング会社出身で、2006年にブックオフコーポレーション入社。ブックオフオンライン社長などを歴任し、09年から取締役執行役員。