
グランプリに輝き盾を手にする佐々木光洋さん(左)とデジタルハリウッドロボティックスアカデミーの杉山知之学長=3月23日、千葉市の幕張メッセ【拡大】
■グランプリに佐々木光洋氏
ドローンを取り入れた動画作品のコンテスト、「第2回ドローン・ムービー・コンテスト2017」の受賞作品が3月23日、「ジャパン・ドローン2017」で発表された。グランプリには佐々木光洋さんのフィリピンの火山をテーマにした「Kanlaon Volcano(Canlaon) Aerial Shoot」が選ばれた。
今回の応募作品は昨年の約4倍にあたる122点。作品は3分以内、全体の50%がドローンで撮影されていることが条件で、JUIDAの安全ガイドラインを満たして撮影されていること、映像作品としての芸術性が高いこと、技術的な先進性があることなどを基準に審査された。
最終選考には8作品が残り、佐々木さんがグランプリの栄冠を手にした。佐々木さんは授賞式で「ヒルに食われるなど山頂へのアプローチは大変だったが、魚眼レンズを使い火口に寄って撮影でき報われた」と撮影の裏話を交え受賞の喜びを語った。
各審査員の総評では、最終選考に残った8作品はいずれもレベルが高いと評価。「今後はよりテーマ性、ストーリー性を作品に求めたい」と次回以降の課題も提起した。
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■第2回ドローン・ムービー・コンテスト2017結果
▼グランプリ:佐々木光洋さん
『Kanlaon Volcano(Canlaon) Aerial Shoot』
▼準グランプリ:梅津和音さん
『KAGOSHIMA NEVERLAND』
▼審査員特別賞・請川賞:福耕一郎さん
『Best place to go with you』
▼同・ドローンタイムズ賞:竹内佳嗣さん
『Powerplant IM』