
アイロボットジャパンの挽野元氏(左)と米アイロボットのコリン・アングル氏【拡大】
ロボット掃除機「ルンバ」を展開する米iRobot(アイロボット)は、日本法人アイロボットジャパン合同会社(以下、アイロボットジャパン)を創業し、日本市場でのビジネスを本格的に開始したと発表した。今後、アイロボットはアイロボットジャパンにより、日本でのセールス、マーケティング、ブランディング、チャネル・リレーションシップ、カスタマーサービスなどを通じ、事業成長をさらに加速させるとしている。
世帯普及10%目標
ロボット掃除機「ルンバ」は従来、セールス・オンデマンドが日本のiRobot製品総代理店として2004年から同社製品を扱い、日本におけるブランドを確立。日本市場でトップシェアを維持し、16年には「ルンバ」の国内累計販売台数200万台を達成している。しかし、昨年11月に米iRobotがセールス・オンデマンドのアイロボット製品販売事業買収を発表、アイロボットジャパン創業となった。
アイロボット最高経営責任者(CEO)兼共同創設者のコリン・アングル氏は、アイロボットジャパンの創業について「今後、ロボット掃除機に限らず、スマートホームやIoT(モノのインターネット)製品など、さまざまな製品を展開する家庭用ロボットカンパニーへと成長していく」と語った。