日本郵便は17日、高齢者向け見守りサービスを茨城県大子町で始めたと発表した。自治体が担っていた行政サービスを初めて受託した。他地域で進めてきた実験的なサービスでは利用者が少なく、3月までに開始するとしていた本格的な事業展開が遅れており、今回の受託を契機にてこ入れしたい考えだ。
大子町では、郵便局員が高齢者約120人の自宅を月1回訪問し、体調や運動の頻度などを確認している。5月からは毎日電話し体調を調べるサービスも始める。結果は家族などにメールで送る。
日本郵便は2013年から見守りサービスを実験的に始めた。大子町を除き、現在1都1道11県700超の郵便局で取り組んでいるが、訪問の利用者は全体で約190人にとどまる。親会社の日本郵政はNTTドコモなど異業種7社と新会社をつくり、高齢者向けの生活支援サービスを事業化する構想を昨年11月に表明していたが、まだ実現していない。日本郵便は本格展開の時期について「未定だが、より良いサービスにするため時間をかけて検討している」と説明している。