名車・モンキーが生産終了… 目前に迫った50ccバイクの滅亡 (1/5ページ)

2017.5.12 11:02

モンキーくまもんモデル。熊本工場で生産されるモンキーとくまもんのコラボモデル。50年の歴史の中でさまざまな限定モデルが生まれた
モンキーくまもんモデル。熊本工場で生産されるモンキーとくまもんのコラボモデル。50年の歴史の中でさまざまな限定モデルが生まれた【拡大】

  • 1980年代前半。ホンダとヤマハは毎週のように新型車を発表してHY戦争と呼ばれた。50ccスポーツモデルは7.2馬力の自主規制の中で、国内4メーカーが激しく争った。
  • スズキはレースのイメージを強く投影したRG50γを、ヤマハはRZ50を、カワサキはAR50をそれぞれ投入した
  • 名作モンキーの初代モデル。リジッドフレームを持つコンパクトな車体は、クルマのトランクに積んで出かける想定がなされていた
  • 新聞配達でお馴染みのスーパーカブ50プロ。頑丈な車体と荷台だけでなく、酷使されるスタンドも専用設計
  • 二輪車の排ガス規制をクリアするためには、クルマと同じくインジェクションと三元触媒が必須だ。写真はホンダ・フォルツァの触媒カットモデル
  • ホンダの電動バイクEV-neoは企業や個人事業者に対してのリース販売専用モデル。2010年末のデビュー以来、実証実験を兼ねた運用を積み重ねてきた

 《かつては若者のライフスタイルの象徴だった二輪車だが、この30年で保有台数が約700万台も激減した。この夏も数多くの二輪車が生産中止になる。なぜこのようなことになってしまったのだろうか…?[池田直渡,ITmedia]》

 1980年代、二輪車は多くの若者にとって今よりも身近な存在だった。多くの若者は16歳になるとバイクの免許を取り、排気量をステップアップしながら18歳を迎え、やがてクルマに乗り換える。それはごく普通の若者のライフスタイルだったのだ。

 1985年の二輪車の保有台数は約1820万台。それが2015年には約1150万台へと激減している。昨年のスズキの決算発表では、鈴木修会長が「二輪については耐えるしかない」と事実上打つ手なしのコメントがあった。業界トップのホンダも事情は同じ、見通しは極めて暗い。なぜこんなことになったのだろうか?

名車モンキーの生産終了

 そしてこの夏、数多くの二輪車が生産中止になる。その中には、長年多くのユーザーに支持された名車も含まれているのだ。例えば、ホンダ・モンキーは、アミューズメント施設「多摩テック」で子どもたちに「操る楽しさ」を感じてもらうため、1961年に作られたアトラクション用バイクに端を発し、1967年に一般向けに発売されて以来、50年に渡って多くの人々に支持され、日本の二輪車文化の中で大きな役割を果たしてきた。

 人気もあり、文化的にも重要なこのモンキーが生産終了になることを嘆く向きは多い。結論から言えば、それはついに50ccエンジンが、排ガス規制に対応できなくなったからだ。

遅れていた二輪車の排ガス規制

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