【宮城発 輝く】青沼電器商会「カホン工房アルコ」 (1/4ページ)

2017.6.8 05:00

カホンを製作するワークショップ。たくさんの人が参加し、カホンづくりに挑戦している(青沼義郎氏提供)
カホンを製作するワークショップ。たくさんの人が参加し、カホンづくりに挑戦している(青沼義郎氏提供)【拡大】

  • ドラムの再現ができる箱形の木製楽器「カホン」

 ■音響の興味で追求 世界が注目する楽器メーカーに

 「木の箱」の上にまたがるように座って側面をたたくと、ドラムのような音がする木製楽器「カホン」。持ち運びしやすく手軽に演奏できるため人気が高まっている。

 「カホンがあればドラムの再現ができるので演奏の幅が広がる。日本でも買う人の幅が広がっている」と青沼電器商会の青沼義郎社長(65)は話す。

 祖父の代から続く「まちの電気屋さん」の3代目。昭和20年代に祖父が電球や乾電池の販売、ラジオの組み立てを始めた。1968年、父が「青沼電器商会」を立ち上げ、主に電化製品を販売していた。

 会社を継いでからは、貸しスタジオや音響関連の仕事も引き受けた。高校時代にバンドを始めて以来、趣味のギターを続けていたこともあって、自然と音響設備の仕事にも携わるようになった。

 ◆ライブの感動が発端

 カホンに出会ったのは99年のこと。音響の仕事の手伝いをしていた市内のライブで、ブルース系のミュージシャンが演奏していたのを目にした。

 「すごい音で感動した。ドラムにマイクを付けてもきれいな音を出すのは難しいのに、カホンはマイクを置いただけできれいな音が出る。これまでに見たことのない楽器で、音響的な興味で『どこから音が出ているんだろう』と不思議に思ったね」

 スピーカーのユニットの組み立てをしていたが、カホンは大きさや形が似ている。その利を生かして製作に挑戦し、研究に研究を重ね、翌年7月に手作りのカホン第1号が完成した。

 その年の11月にカホン専門店「カホン工房アルコ」を立ち上げ、本格的に製作と販売を開始。当初はオークションサイトで販売していたが、ネット上での販売を始めてから徐々に知名度が上がっていった。

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