日産と三菱自、東南アジアの共同輸送拡大 輸送費減らし収益拡大

2017.6.14 06:08

 資本業務提携している日産自動車と三菱自動車は13日、東南アジアで新車の共同輸送の拡大を検討していることを明らかにした。現在は、両社が工場を持つタイでそれぞれの新車を販売店まで共同配送する施策を進めているが、これを2017年度内にも、委託生産含めた両社の工場があるフィリピンとインドネシアに広げる。輸送費を減らし収益拡大につなげる狙いだ。

 タイでの共同輸送は今年2月に始めた。両社の工場で生産した新車をトラックに混載し、最寄りの地域の販売店に運ぶ仕組みで、燃料費や輸送ロスが省ける。この仕組みを他の東南アジア地域に拡大する。フィリピンでは、日産がスポーツ用多目的車(SUV)などを委託生産し、三菱自は小型車「ミラージュG4」などを生産。一方、インドネシアでは、日産が小型車「マーチ」などを生産し、三菱自も3月に稼働させた新工場でSUV「パジェロスポーツ」や小型商用車「コルトL300」を生産しており、両国でも車を販売店まで共同輸送する。

 昨年10月に三菱自へ34%を出資して傘下に収めた日産は、三菱自とオーストラリアでも補修部品などの倉庫管理や物流で協力することを決めるなど、相次ぎ提携の施策を具体化する。提携の効果として、日産は18年度に約600億円、三菱自は約400億円を見込んでいる。

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